《#4》縁結びの神さまはカエルだった件
このブログは、私と旦那さんが出会って結婚するまでのシリーズ記事です。
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《#3》医者妻への道が断たれた時期と同じころ…
私は「カウンセラーとして独立し会社員を卒業する」という夢に向けても動き出していました。
脳科学などの勉強をしつつ
カウンセラーの集まりに顔を出しては
フリーランスで活躍する先輩との縁を繋ぐ日々。
そんな時、普段ほとんど見ないSNSを開いたところ、急に目に飛び込んできた投稿がありました。
投稿者:カエル
僕の知人が出版することになったので、出版記念講演会に参加します。
会場で会ったら声かけてね。
(以下、講演会の情報)
そのとき何かピン!と
直感のようなものを感じて
その講演会に即申し込み。
なぜ私は知らない人の出版記念講演会に申し込んだのだろう?(残金ほぼ0円なのに、3,000円のチケットつらい…)
でもチケット購入しちゃったし
参加しないともったいない。
謎の貧乏精神で、当日会場に向かいました。
多くの雑誌に掲載されているセラピスト業界の重鎮です。
(本当にニックネームがカエル🐸です)
私がヒーリング講座を受けた先生(Tさん)とカエル先生が仲良しで、たまに開かれる飲み会で顔を知っている程度の仲でした。
重鎮カエル先生と過ごす謎の講演会
講演会の主役は著名な方だったようで
会場は何千人も入る大ホール。
私は残業で15分ほど遅れたものの
たまたま会場でカエル先生を発見しました。
残業で遅れちゃった…
静かに入場しよーっと。
ん?おや?
あの後ろ姿はカエル先生?
たまたま講演会の区切りだったようで
静かにカエル先生に近づいてご挨拶をしました。
先生、こんばんは。
T先生の交流会でご一緒させていただきました、有紀です。
先生のFacebook投稿を見て、私も参加させてもらいました。
あぁ、君、今来たの?仕事終わり?
ここ(隣の席)座ったら?
(え?いいの?お隣???)
え?あ、はい、失礼します。
ちなみに私とカエル先生は
ほぼ面識はありません。
(私が一方的に知っているだけ)
でも業界内で有名なカエル先生は、さすが顔が広い。
講演会の会場内でも
たくさんの人に声をかけられていました。
そして声をかけてくる人たちは
決まって隣に座っている私を見て
不思議そうな顔をしていました。
業界の重鎮の隣に、知らない娘が座っているのだから謎でしょう。
でも…
なぜ自分がカエル先生の隣に座っているのか、誰より謎だったのは私です。
カエル先生に「隣に座りなさいな」と
言われた時点で謎でしたが
ここからさらに謎展開が始まります。
カエル先生、今日はご一緒させていただいてありがとうございました!
この後、何か予定あるの?
今日の登壇者、僕の知り合いでこの後に懇親会があるから、君も来なさい。
懇親会ですか?あ、えっと、いえ、あのぅ…
(心の声)
金がねぇ。財布にお札入ってないし、というか預金が1,000円以下なんだよ…
今からATMに行っても懇親会の参加費用をおろせないんだよ…
無理そうなの?
予定は…ないんですけど…今ちょっとお財布にお金が…
でも懇親会すぐに始まるってアナウンスありましたので、おろしに行くのも難しいですし…
(ATM行ったところで口座にも金がないとは言えない)
ああ!僕が貸してあげるよ!
貸してくれるんかい!
てか業界の重鎮に金を借りるポッと出の女ってどうなのよ?!
え、てか先生と次会う機会、ありましたっけ…?
私たまたまこの場に居合わせただけなのに、いつ返せるの…?
え???あ???はい???
ではお言葉に甘えて…???
もうここまで言われたら帰宅できません。
気分は「尊敬するどえらい社長に誘われた新入社員」です。
何かに引っ張られているような
謎の感覚とともに、カエル先生の後について懇親会へと向かいました。
後日談
ちなみにお金を借りていながら「いつお返しするか」を決めないまま、懇親会に突入してしまったのですが…
(そして気がついたら先生も帰ってた)
たまたま翌週また別の会でカエル先生に会ったんですよ!
(その時は給料日後でお財布にお金が入っていたので)無事に5,000円をお返しできました。
先生、何か予知能力でもあったのかな?