自己対話スキル

「決めたのに変わらない」のはなぜ?

etohyuki

 

「決めたら叶う、と聞いたから決めてみたんです」

「でも、決めた通りにならないんです…何か間違ってますか?」

「意図したら、そうなるんですよね?!」

 

潜在意識系の知識を聞きかじって

自己流でやってみて拗らせた人から

同じようなご相談をずっといただいてて

うまいこと解説したいなと思っていて。

▶︎「決められてない」から変わらないの?

 

例えば多いのはこんなケース。

 

【お悩み】

片思いを成就させたい

【やってみたこと】

☑︎「私は彼に好かれている」と決めた

☑︎「彼と楽しくデートする」と決めた

 

デートできたけど、彼が冷たい

「私のことを好きそうな彼」ではない

 

「え?!決めたら/意図したら彼がラブモードになるのでは?!何がいけないの?!」

・私は決められていないの?

・意図するってそもそも具体的に何?

・何か私が間違っているのか?

 

こんな感じで混乱されるのだけど

「そりゃそうだと思うぞ?」

と思ったりする。

▶︎「決めた後」最初に変わるのは、相手の反応ではなく自分の反応

 

「決めたのに変わりません」

と落ち込んじゃう人は

「決めたら変わる」について

こんな感じの認識を持ってるんですよね。

 

ちゃんと「決める」ことができたら

・決める前と同じようなネガティブは起こらない。

・自分が決めた態度の相手が登場する(私を好きな彼、とか)

なのだけど、ここが誤解で

 

【ちゃんと決めたかどうかチェック】

 

として昔と同じシチュエーションを

わざわざ(無意識で)起こすんですよね。

ちゃんと決められているならば

(自分の意識が変わっているならば)

昔と同じようなシチュエーションがあっても

自分の反応が昔と違うはずなんです。

例えば昔だったら

相手から連絡がこない時に

 

「もうダメだあああああ涙」

 

ってなってたけど

今は連絡がなくても

「忙しいのか!」くらいで気にならない、とか。

「ちゃんと決めたら、昔と同じことは起こらない」

のではなくて

「ちゃんと決めたら、昔と同じことが起こってもOKよね?」

のテストとしてむしろ

全く同じ場面が用意されることが多いです。

▶︎昔を同じ状況になった。自分の反応はどう変わった?

大事なのは昔と同じような

(望まない)場面が起こった時に

自分の心がどう反応するのか?の方。

「決めたら変わる」の真意は

・決めたら

・決めた瞬間に

・決めた通りの現実にな

ではなく

「本当に決められていたら、同じことが起こった時に自分の反応が違うよね?」

「もし自分の反応が変わっていたら、それは潜在意識レベルで変わったという証拠」

「潜在意識が変わった=タイムラグで現実が変わる」

ということ。

昔と同じネガティブが起こった時

昔と同じネガティブな反応をしたなら

それは「テストクリアならず!」でやり直し。

昔と同じネガティブが起こった時

昔と違うフラットな反応をしたなら

それは「テストクリア!」で次のステージへ。

「決めたら叶う」も真実だし

「意図したら叶う」も真実。

 

でも単純な日本語で表現できるあまり

必要な周辺知識なしに言葉尻だけを受け取って

 

「どうしてうまくいかないの?!」

 

って拗らせるのはもったいない。

「決めたのに変わらない」と

困っている人のヒントになりますように。

ABOUT ME
江藤有紀
江藤有紀
脳トレカレッジ代表
「願えば、叶う」が日常になる、心のセルフケア習慣。を合言葉に、良質な自己対話を学ぶ学校「脳トレカレッジ」を運営しています。 詳しいプロフィールはアイコンから。
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