“運命の人”にまつわる光と闇。
あなたは“運命の人”って信じますか?
私は昔からその手の話題が
興味はあるけど苦手っていう
なんとも歯切れの悪い感じで。
素直に憧れるわけでもなく
かといって
そんなファンタジー、あるわけがねぇ
と切り捨てるわけでもなく。
とても惹かれる一方で
とても嫌悪感がある。
自分でも不思議だと思いつつ
女性のパートナーシップの相談を
延々と受け続けてふと腑に落ちたんです。
運命の人、たしかに存在するわ
って。
運命の人=知らない自分に出会うキーパーソン
たくさんの女性の恋愛話や
カップル間のご相談を伺っていると
なんともいえない“感覚”も育ってくるもので。
あぁ、相談者さんと彼はご縁が深いんだな
と感じる時もあれば
好きは好きなのだろうけど、たぶん…彼とはちょっとしたご縁だな
と感じることもあって。
このエピソードの彼女みたいに
無意識でうっかりポロッと
「その彼、運命の人だと思いますよ」
なんて口から出ちゃうこともあります。
(ウッカリはあまり良くないですけどね)
では私はいったい何を持って
- このペアは運命のカップル
- このペアはちょっとしたご縁
- このペアはちょっとしたご縁
と(無意識で)判断してたか?って
ふたりの縁が繋がったとき、お互い“知らなかった自分の一面”を自覚する、広げ合う関係性を持つペア
↑
ずっと言語化できなくて
「なんとなく」と捉えていたけれど
このようなペアのことを「運命の相手」だと認識してたみたいです。
光の関係、闇の関係、どっちだろう?
なんだか急に厨二病のようなタイトルですね笑
ジョハリの窓って知ってますか?
自己分析に使う心理学モデルで
- 自分が知っている自分(縦軸)
- 他人が知っている自分(横軸)
この2軸をもとに自分の心の中を
4区分に分けて考えるそうです。
- 開放の窓:自分も他人も知っている自分
- 秘密の窓:自分は知ってるけど他人は知らない自分
- 盲点の窓:他人は知ってるけど自分は知らない自分
- 未知の窓:自分も他人も知らない自分
この人たち、運命のペアだろうなぁ…
と感じるカップルの話を聞くと
良くも悪くもお互いの知らなかった面を
表在化させる作用があるみたいなんですよ。
良くも悪くも、がポイントで
相手によって引き出される自分の姿は
ポジティブなものもあれば
ネガティブなものもあるってこと。
彼と出会って、こんな素晴らしい私に出会えるなんて!夢みたい!
みたいになることもあれば
(光の関係性)
彼と出会って、こんな意地悪で最悪で冷酷な私を知った…知りたくなかった…
みたいになることもある。
(闇の関係性)
そして光/闇は固定化されてなくて
光の関係性だった二人が
ステージを進めることで
闇の関係性に変化することもあるし
その逆もある感じ。
新たな自分の一面を受け入れよう
ふたりが“光の関係性”の時は
お互いがお互いの良さを引き出して
最高の気分で過ごせるでしょう。
でも…“闇の関係性”の時は
お互いがお互いの嫌なところを引き出して
最悪の気分で過ごすことになるでしょう。
でもね、やっぱり光でも闇でも
“運命の人同士”であることには変わりなくて。
光フェーズ、闇フェーズ
どちらの期間もじっくり味わいながら
ふたりの関係性を育てていってほしいな、って。
光の関係性の時は
知らなかった自分の素晴らしい面を
存分に受け入れたらいいし
闇の関係性の時は
知らなかった自分の嫌なところを
受け入れて謙虚になればいい。
運命の人と出会うことは
まだ知らなかった自分と出会い続けること。
「どんな私も受け入れるから、出会わせてくれていいよ」
そう自分に許可を出せたとき
きっとキーパーソンとして
運命の人との出会いが起こるのでしょうね。