売上の作り方【カウンセラー起業講座2】
起業のご相談でいらした方に「売上は月にどのくらい欲しいですか?」とお聞きすると、多くの場合このような会話になります。
相談者
月に100万円欲しいです!
江藤
月に100万円、いいですね!
では100万円どうやって作りましょうか?
相談者
え、どうやって…って、どうやって?
売上=客数×客単価
例えば、カレーを作りたければ「豚肉・玉ねぎ・人参・カレー粉・水」を用意しますよね。
同じように月100万円を作りたければ材料が必要です。売上を作るために必要な材料は次の2つ。
客数と客単価
何人のお客さまが来てくれたか?×その人たちが平均いくら買ってくれたか?
とてもシンプルですが、この掛け算で売上というものが作られます。
基本の材料は2つだけ。とてもわかりやすくで明瞭ですよね。
つまり月100万円の売上を作りたい場合、下記のどのパターンでも作ることができます。
- 100人のお客さまに10,000円の商品を買っていただく
- 10人のお客さまに100,000円の商品を買っていただく
- 1人のお客さまに1,000,000円の商品を買っていただく
どうやって月100万円の売上を作りますか?の意味は、何人のお客さまにいくらの商品を買っていただきますか?ということですね。
客数の考え方
売上は客数と客単価によって作られることがわかったところで、客数・客単価それぞれについて材料の特徴を見ていきましょう。
まず客数は、何人のお客さまに商品を買っていただけたのか?ですね。
では、わかりやすく「月に何人のお客さまに商品を買っていただけたのか?」を考えてみましょう。
カウンセリングやコーチング、占いなどを行うと仮定して、1枠60分とします。
体力的なことも考えて、1日5枠を設けるとしたら…
1日5枠×週5日×4週間=100枠
例えば毎月100枠が全て埋まるとして、1回のセッションが10,000円の場合
100枠×10,000円=1,000,000円になります。
とてもシンプルですよね。
客単価の考え方
客単価とは、1人のお客さまがいくら購入してくれたのか?ですね。
例えばこのように計算します。
10,000円のメニューを1人が買ってくれた場合の客単価は?
→10,000円÷1人=10,000円
10,000円のメニューを5人が購入、20,000円のメニューを3人が購入した場合の客単価は?
→10,000円×5人+20,000円×3人÷(5人+3人)=13,750円
ご自身の好みやライフスタイル、扱う商品に応じて「客数」もしくは「客単価」を上げ下げしてオリジナルのビジネスを作っていきますよ!
客数と客単価、どちらを重視するのか?
客数と客単価をどのように組み合わせるか?
↑
ここが各々のビジネスの個性に当たる部分ですね^^
客数と客単価、両方とも重視…もできなくはないですが、ビジネス初心者はまずどちらか1つを重視すると決めましょう。
イメージはこのような感じです。
客数を重視した場合
たくさんの人に、お手頃価格で購入してもらう
例)マクドナルド・吉野家・ユニクロ・低価格のオンラインサロンなど
客単価を重視した場合
少数の人に、しっかりした価格で購入してもらう
例)高級レストラン・三ツ星ホテル・シャネル・高価格のスクールなど
要は「安いものをたくさんの人に販売するか」もしくは「高いものを少数の人に販売するか」のどちらかです。
もちろん厳密に言えば、2択ではないのですが、まずはこのようなイメージでOKです。
相談者
パッと見、客単価を高くして、少数のお客さんに販売する方が楽そうだけど、みんなそっちを選ぶんじゃないの?
江藤
たしかに人数が少ない方が楽そうに見えるんですけどね。
高い商品を販売するってことは、それだけ提供者に対する期待値も上がるってことだから、販売側のレベルが問われますね。低価格の商品もメリットがあって、たくさんの人に届きやすくなりますから。
例えば、乗り物を購入する場合を考えてみましょう。
1台あたり何百万〜何千万円するベンツを買う場合と、1台あたり9,800円のママチャリを買う場合。
ベンツを買うまでにはすごく悩みますよね。
色々な車種を比較して、何度も試乗して、スタッフさんの説明をじっくり聞いて…ようやく購入するかしないかを決めます。
それに比べて9,800円のママチャリを買う場合、そんなに悩みませんよね?
とりあえずデザインが気に入って、安全性に問題がなければOKみたいな。
なので、ご自分のビジネススキルや心地よいライフスタイルに合わせて、客数と客単価のバランスを微調整しながら考えていきます。
【カウンセラー起業講座2】はこちらで終了です。次回【カウンセラー起業講座3】相手を虜にするプロフィールの作り方でお会いしましょう!
単価と数の組み合わせで、ビジネスの個性が決まる。
自分の気質・個性に合った組み合わせで、自分もお客さまも幸せになるビジネスを作ろう。