過去に光を当てた分だけ、未来にも光が当たる。
明るい未来が見えません。
幸せな未来が見えません。
彼との未来が見えません。
メンバーさんからよく
こんな嘆きをお聞きするんですよ。
未来が見えない
もしくは
未来に明るい希望をいだけない
という人には共通点があって。
自分の過去を「無いもの(亡き者)」にしてるとき
未来って見えなくなってるんですよね。
自分の“過去”にどれだけ価値を置いてますか?
例えば起業・ビジネスを
これから始める人をイメージすると
わかりやすいと思うのですが
今まで長く事務仕事をやってきて
ワードもエクセルもWebもできるのに
あなたも2日間の講習でカウンセラーに!
誰かの心の支えになって喜ばれる素敵な仕事!
一生モノの天職に出会おう!
みたいなキャッチコピーを鵜呑みにして
今までのキャリアがなかったかのように
カウンセラーとしての未来“しか”考えられなくなるとか。
↑
こう書くと不思議に感じるかもだけど
私がセミナー参加者として勉強していた頃
わりとよくお見かけするケースでした。
普通に考えたらたった1日2日
数時間で取得した技術よりも
1日8時間✖️数年間続けてきたスキルで
副業から小さくスタートした方が確実なのに。
不思議と今まで培った
キャリアやスキルをポイッと捨てて
未来への希望“だけ”を見続けることも多いんです。
↑
このようなニュアンスが
過去を亡き者にしてるってことです。
あなたの過去は黒歴史?それとも宝物?
伝わりやすいように
「ビジネスに挑戦しようとする人」を例にしましたが
消したい過去が多ければ多いほど
未来を作るエネルギーも消えます。
数年間の事務スキルを持つ人が
そのスキルに全く価値を感じず
数時間のカウンセリング講座を受けて
カウンセラーデビューを試みる背景には
私がやってきた数年間の事務仕事なんて、なんの価値もない
こんな深層心理が隠れています。
つまり過去を「無いもの」にしてるってことです。
似たようなことが
私たちの人生の至る所で
気が付かないうちに起こってるんですよね。
過去は根っこ、未来は植物の地上部分
過去と未来の関係性は
植物でイメージするとわかりやすいかもです。
過去は植物の根っこにあたります。
未来は植物の幹~花(地上部分)にあたります。
植物は根っこの深さ、長さと
地上部分の大きさ、丈夫さが比例します。
つまり?
どんなに黒歴史だとしても
過去を「無いもの」にしている場合…
根っこがないままで
大きくなろうとしている植物と同じ。
無理なんです。
もちろん自分の過去について
誰にでも大公開しろというわけではなく
自分で自分の過去を否定しないことが大事。
否定したくなるような過去があるなら
宝物だと思えるように自己対話すること。
↑
こうしているうちに
“過去”という名の根を持つ植物は
どんどん地中深くまで根を伸ばしていき…
地上部分ではたくさんの光を浴びて大きな花を咲かせます。
明るい未来が見えません。
幸せな未来が見えません。
彼との未来が見えません。
もしそんなトークが出てくるならば
今は未来を見るタイミングではなく
無意識のうちに葬った“過去”に目をむける時期です。
明るく光り輝く未来を見る前に
暗く光が届かない地中にある
過去という名の“自分の根っこ”と向き合うこと。
地味で地道な作業に見えるけど
実はとても甘美で贅沢な時間でもあると思います。